ASIAN KUNG-FU GENERATIONのフロントマン、後藤正文が2018年に立ち上げた新進気鋭のミュージシャンが発表したアルバムに贈られる作品賞。 文学界での芥川賞を参考に、デビュー・アルバムに限らず、ミュージシャンがそのキャリア初期に発表した作品を評価する仕組みを作り、今後の作品制作をサポートする賞金を贈呈することで若手ミュージシャンを応援できれば、という思いを持ってスタートしました。 同時にリスナーが新しい音楽と出会うきっかけとなれば、という思いも込められています。 設立の経緯を綴った後藤のブログはこちら。
昨年、後藤正文が中心となり、本アワード当初の思いを発展させるべく、インディペンデントに活動するミュージシャン・アーティストに対して金銭的、技術的な支援を継続して行う目的でNPO法人APPLE VINEGAR -Music Support-を設立いたしました。
静岡県藤枝市内の滞在型音楽制作スタジオ「Music Inn Fujieda」(2025年秋頃完成予定)建設に向けクラウドファンディングやASIAN KUNG-FU GENERATIONツアーでの募金を実施、多くの方のご支援をいただきましたことお礼申し上げます。
今後本アワードの運営もNPO活動の一環として行ってまいります。
APPLE VINEGAR -Music Support-
https://www.applevinegarmusicsupport.com/
第8回目となるAPPLE VINEGAR -Music Award-では、2024年に発表されたアルバムから後藤が12作品をセレクト。
選考会を経て、大賞を決定します。
アップルヴィネガー賞は8回目を迎えました。
まずは、昨年のクラウドファンディングへのご支援、ありがとうございました。
目標額を大きく超える支援が集まり、この音楽賞の本来の目的であるミューシジャン支援を安価なスタジオの運営により、より具体的に行えることになりました。権威的な力を持つことが目的ではなく、音楽制作における現場の環境が良くなることが私個人のみならず、参加してくれている方々の願いでしたので、本当に嬉しく思っています。
合わせまして、今年から賞の運営はAPPLE VINEGAR -Music Support-というNPOに変わりました。私設というかたちで始まった音楽賞も、これからはさらに、その公共性について考えなければなりません。私個人としては、来年以降は大賞を決めるスタイルからは離れて、ノミネートされた作品それぞれの魅力と達成を讃え、今後の活動を支援する賞に変化させたいと考えています。
この賞を楽しんでくれている皆さんの意見も、お聞かせください。
音楽に関わることのみならず、世代を超えて、様々な人たちの様々な創意工夫や達成を喜び、お互いに支え合うような社会への一助になれば幸いです。
そして、今年も素晴らしい12作品を選出しました。
こればかりは何度やっても悩ましく、ある種の後ろめたさから逃れられません。
それぞれの作品だけでなく、2024年に生み出された数々の作品の魅力が、多くの場所で語られることを願います。
後藤正文
第8回となる今年の審査員は昨年に引き続き、後藤正文、accobinさん (イベントスペースOLUYO社長/作詞作曲家/演奏家)、 Licaxxxさん、有泉智子さん(音楽雑誌「MUSICA」編集長)、mabanuaさん(音楽家・プロデューサー)の5名で選考会を行い、5月初旬に大賞を発表する予定です。
また、今年も「作品制作をサポートする賞金を贈呈することで、若手ミュージシャンを応援したい」という本アワードの趣旨に賛同してくださる個人や企業の方々からの協賛を募集しております。
現在、後藤の10万円、坂本龍一様からの10万円、亀田誠治様からの10万円に加えて、5企業様〜ライブマスターズ株式会社様50万円、湊のやど汀家様15万円、藤原食品様 10万円、練馬わたなべ心理相談室様 5万円、Xylomania Studio LLC様5万円〜からご協賛いただき、合わせて115万円の賞金を贈る準備が出来ました。
APPLE VINEGAR -Music Award-では、引き続き、音楽を愛し一緒に盛り上げていただける方々からの協賛を募集しております。みなさまからのご協力をお待ちしております。
詳細に関してはこちらのお問い合わせフォームよりご連絡ください。