3月8日、第二回「APPLE VINEGAR -Music Award-」の選考会が行われました。今年の審査員には、第一回の昨年と同じく発起人である後藤正文さん(ASIAN KUNG-FU GENERATION)、日高央さん(THE STARBEMS)、福岡晃子さん(チャットモンチー済/イベントスペースOLUYO社長)に加えて、作品に若手アーティストが参加することの多いCharaさんが新たに参加! 4人がそれぞれの目線で、時に熱く、時に冷静な分析とともに、まごうことなき音楽への愛情をむき出しにしながら語り合った3時間の模様をお届けします
文:妹沢奈美 撮影:山川哲矢
撮影協力:Billboard cafe & dining
Gateballers “「 The all 」 = 「 Poem 」”
後藤「僕はすごく面白く聞きましたね。ノイズの入れ方とかも面白くて、ミュージック・コンクレート的にノイズが積みあがってたりとか、街の音が入っていたりとか」
日高「いい意味で、一周した感じがしたね。俺とかCharaさん世代のノイズというか、思い出波止場というか、ボアダムズの山本精一さんが歌ものをやるとこうなる、みたいなものに一周して近づいた感じ。でも世代は若いわけだから、入口の違う人たちが歌ものをやろうとしている感じなのかな、って」
Chara「(福岡さんを見ながら)ノートにね、いろいろ書いてある」
日高「福岡ノートだ(笑)。福岡ノートの話を聞こう」
福岡「(笑)むちゃくちゃたくさん書いてあるんです。すごく小さいことだと…『ハイハットの音が適量』とか」
一同「(笑)」
福岡「自分たちの世代って、ハイハットが大きくて、そこにコンプかけまくりが多かったから。このアルバムは全体的にリズムのバランスが良くて、すごく音のバランスを気にしてるなって思いました」
Chara「誰が録ったんだろう。エンジニアの力量って大きいよね」
後藤「エンジニアはYasumasa Hamanoさんって書いてあります。曲を作っているのが濱野君っていうんですよね。だから、とんでもないクオリティのアーティスト・ミックスなのかなって思って調べたんですけど、分からずでした(※お父様によるミックスとのこと)。質感的にはサイケデリックなところもあって、中期のビートルズとかフレイミング・リップスみたいなバンドを連想しますよね」
日高「それで、一周した感じに聞こえるのかも」
後藤「アイデアが面白いなと思いますね。いろんな要素が入っていて、ハーモニーもいい」
Chara「そうだね。ハーモニーができる3ピースって、いいね」
後藤「インディー・ロックとして本当にクオリティが高くて、素晴らしいと思います。こんなアイデアが24歳から出てくるなんて、嫉妬しますね」
KID FRESINO “ài qíng”
後藤「元Fla$hBackSですよね、Fla$hBackSは去年はJJJが大賞をとりました。これは最初から最後まで、本当にカッコいいアルバムだなと。バンドでのトラックも、今っぽい音で録れているのがカッコいい。ミックスがIllicit Tsuboiさんだったりして、流石だなと。最後の”Retarded”っていう曲もすごく良くて、これはプロデューサーがVaVaなんですよね」
日高「つながってるね」
後藤「つながってるものが、今年の候補は多いんですね」
Chara「フィーチャリングもすごいね。…顔、かわいいよね」
後藤「そういう意見がCharaさんから出るのがいいですね」
Chara「大事じゃん、顔。顔っていうか、全体でパフォーミングしてて、動きもかわいい。わたし、彼大好き。もっともっと、彼みたいな人たちがテレビとかにも出て、子供とかに『こういう大人がいるよ』ってなるといいね。話したことはないけど、あまり物事を小さく考えていないと思うの」
福岡「ヒップホップは短期間ですごく進化してるんだなって実感しました。あと、BPMが速い曲がけっこうあったんですけど、すごくグルーヴがあって。速くても縦割りじゃないノリって難しいじゃないですか。でもグルーヴしてて、それがむちゃくちゃカッコいいと思いました」
Chara「リリックの詰め込む量もすごいじゃん、よく覚えられるな、って(笑)。図形で覚えているのかな、図の感じかなって思った。言いたいことが、たくさんあるんだろうな」
後藤「ギターの使い方も上手ですよね。ヤセイコレクティブの斎藤拓郎君が関わってますけど、そのギターもいいなって。ツアーのバンドの人選もすごい。でも、それをナチュラルにやっているのがいいですよね」
Chara「カッコいい奴らが、周りに自然と集まっているのね」
後藤「そうそう。オシャレにしたくて作ったアルバムじゃないように感じます」
Chara「本当にそう。オシャレにしたいと思ってオシャレにしたら、大体ダサいじゃん?」
福岡「その辺もカッコいいと思いました。このアルバム、めちゃくちゃ優しいなって。タイトルが『愛情』って意味じゃないですか? すごく優しくて、ずっと聴けそう。私、ヒップホップはジョギングをしながらとか、動きながら聴くことが多いんですけど、これは日常の穏やかな時間に聴ける。優しくて、すごく好きでした」
Chara「カッコいいなKID FRESINO。ハグしたい!」
中村佳穂 “AINOU”
Chara「彼女、最高!」
日高「前、みんながライヴ映像をリツイートしてましたね。お客さんと一緒になって歌っているその映像を見てからこれを聞いたら、全然違って。それも衝撃だった」
Chara「どうなっていくのかな、矢野顕子さんみたいに自由な感じになるのかな。矢野さんと同じ人はいないけどね。わたし、この声が好き。このビブラートが好き、細かいビブラート。わたしにはできない(笑)」
後藤「アルバム自体の音もいいですね。海外の音楽と同じくらい低音がちゃんとある、コンテンポラリーなサウンドだと思いました。今っぽい音になっている。ボトムがあってレンジが広くて」
日高「すごい、これ、プロデュースは彼女が自分でやってるんだね」
福岡「以前から彼女の音楽を聴いていて、このアルバムも出てすぐの時から家で聴いてたんです。なんか、曲を作りたくなりましたね。聴いていると創作意欲を掻き立てられる感じ」
後藤「わかる」
日高「かといって、そんなに難しいことを歌ってるわけじゃないしね。J-Popの文脈でもちゃんと通用して、アングラをやりたいわけじゃないけどアンダーグラウンドの人の支持も異様に高そうな感じで。この子はアルバム1枚だと全貌が掴みづらいところがありますね、まだ変わっていきそうな感じがあって、次は全然違うことをやりそう」
後藤「バラエティに富んでますもんね、このアルバム」
Chara「あと、ヴォーカルだから声が大事じゃん? なんか、リヴァーブとか乗った時の神々しい感じとか、すごくいいよね。日本人の人には少ないんだけど、粒がちゃんとざらっとしていて、ストロング・ボイスも出て。なんかね、ちょっとジェラシー(笑)」
日高「あなたこそ世界中のシンガーにジェラられてるんだから(笑)。逆に、女性目線でこのタイトルや歌詞はどう響いたのか、俺、知りたいです」
Chara「意外とね、マンガとか読むのかなと。乙女なのかな、って。でも聞くと全然違うんですよね。そのバランスが面白い」
日高「曲とタイトルのギャップが、面白いよね。これなんて曲だろう、ってタイトル見たら“アイアム主人公”って(笑)。Charaさんがさっき言ったように、少女漫画っぽいというか」
Chara「そのバランスが、ほかの人と違うよね」
後藤「KID FRESINOと同じように、奇をてらわずに、狙わずに、こうなるんでしょうね」
STUTS “Eutopia”
後藤「最近は星野源くんのアルバムのビートを担当したりと、大活躍ですね」
日高「トラックメイカーの意味が変わってきたかもね、前は完全な分業制だったのに、いまの20代はラップをする人もトラックを作れちゃう。でもSTUTS君はその文脈とも違うよね? なんというか、岡崎体育君っぽいというか…自宅でコツコツやってたことが面白がられて、どんどん引っ張られて行ったみたいな。MPCをキーボード感覚で使ってる人はなかなかいないから、そういう意味でも、面白いと。曲だけ別々に聞くと同じ人のものに聴こえないから、その自由度がすごいです」
後藤「クオリティが高いですよね。僕、最後の“Changes”は去年で一番いい曲なんじゃないかと思ってます」
福岡「わたしは“Ride”がめっちゃ好きでした、3曲目。音が良かったし、トラックメイカーっていうより、作曲家という感じがすごくしました。全体的の感じもだし、メロディーも、音との組み合わせがうますぎじゃん、って」
Chara「ミックスはD.O.I.さんじゃん。さすがですね」
福岡「KID FRESINOもいて」
後藤「この辺りの人たちが、いろいろな場所で面白い作品をつくってる。そういうのが、今、日本で一番売れているミュージシャンの星野君まで届いて、彼がフックアップしたのもいい流れですよね」
日高「お茶の間的には、トラックメイカーが何をする人かまだ知られていないかもしれないしね」
後藤「インストの曲も好きでした。インストだけのアルバムも聞いてみたいと思うくらい」
Chara「私、実はインストが好き。29歳なのね、自分がお母さんだったら『お前、そろそろ…?』って言う年頃ではある。『夢を追い求めてもいいけれども』って(笑)」
一同「(笑)」
日高「大丈夫、(星野)源ちゃんとドーム・ツアーをまわってるから、もう大丈夫(笑)」
Age Factory “GOLD”
日高「俺はまだ彼らのライヴ観てないんだけど、ゴッチ見た?」
後藤「僕ね、今度一緒にやるんですよ。ツアーに呼びました」
Chara「あら、Drums TunerにLOSTAGEの人が」
後藤「あの界隈ですね、奈良の。」
日高「インタビューだけ読むと、この人たちめちゃくちゃ尖ってますね」
福岡「尖ってますよね!」
後藤「なんかね、ロックバンド不遇の時代にあって、よく作ってあるアルバムだなと。レコーディングしている岩谷啓士郎くんっていうのが、LOSTAGEやROPESを録っている人で。今作は、文脈的にハードコア・パンクとかを好きな人たちが、自分たちのアウトプットの中で一番開いている音楽をやっているような気がして。尖っているバンドがポップに開いていった時のアルバムが、僕はすごく好きなんです。で、よくよく聞くと、ギターのダビングとかもよく考えてある」
日高「そうだね、スリーピースっぽくないもんね」
後藤「コーラスの重ね方とかも上手だし。一発で録っちゃいがちなところを、ちゃんと組み立てているところがいいなと」
日高「俺、これは声の勝利だと思うな。さっきのCharaさんじゃないけど、うらやましい感じがする。ジェラります。ハスキーだけどちゃんと通る声で。でも声だけに頼ってるわけでもなくて、たとえば”My green friend”あたりはちょっとミドルにして、ユーモラスな表現も入れて、ゴリゴリじゃない表現も途中で入れて緩急をつけてる。そのあたりも上手いですね」
後藤「この手のロックの手詰まりだったところが、一歩進んだ印象がありますね」
Chara「ライヴ観たい」
福岡「観たいですね。ほんと、このジャンルなのに曲がバラエティに富んでます。それが、すごいうらやましいと思いました」
後藤「そうそう。コード進行とドラム、ベースで最後までいかないよね。それがすごい」
日高「ほんと、いいアルバムです」
ROTH BART BARON “HEX”
後藤「僕はずっと、彼らはひんやりしたバンドだなと思っていたんですね。でも今回は、より開いたフィーリングで作ったアルバムだなと。彼らのキャリアの中で、ひとつの達成感があるものなんじゃないかなと思ったんです。すごく美しいアルバムでした。あとシカゴでミックスされた2曲、つまり4曲目と9曲目が特に良くて。このアルバムを全部シカゴでやらせてあげるくらい豊かさが音楽シーンにあったら最高だな、と。この2曲のミックスをしたL10Mixeditはチャンス・ザ・ラッパーをやった人で。彼は全部ノート・パソコンでミックスするって聞きました。誰でも使えるような環境ですごい音を作るのは、新世代ですね」
Chara「そうなのよー、本当に。全員が全員じゃないけど、ノート・パソコンの中に全財産が入っているような人が多い。それでいて、住宅環境の関係で、みんな部屋で小さな音でやってる。若手のエンジニアと一緒にした時に、スタジオに少し遅れて入って聴こえた音が、最初は『あれ、これ何』なんて思ったのに、ヘッドフォンで聴いたらめっちゃバランスがよかったり。ああ、新世代だ、と思っちゃった」
後藤「最近調べていて勉強になったのが、そういう子たちがいいミックスになるのは、逆に音を出してやっている連中のモニター環境が悪いから、っていう理由があったりするんですよね。いいヘッドフォンで作ってるから、低音も出てるしバランスもいい。若い子たちの方が、お金はないんだけど、そのおかげで偶然日本のスタジオの良くない文化に巻き込まれないでいると」
日高「わかるわー。あと、ROTHって『OKコンピューター』の後にバンド感を捨てなかったレディオヘッド、みたいな感じあるでしょ。」
後藤「シカゴとかトロントとかのフォークの流れだったり、ウィルコとかの影響が入ってたり。だから、そこまでバチバチの打ち込みは志向してないでしょうね」
日高「うん。ギリギリでバンドでとどまっているのは偉い」
福岡「歌詞も、思想はマイノリティっぽいのに曲が開放的だから、入りやすいですね」
後藤「ちょっと変わった言葉遣いだよね」
日高「海外に行っているけど、ちゃんと日本語にこだわっているのがいいよね。わざとだろうね、きっと。違和感もないし」
後藤「このアルバムでROTHが広がってくれたら、すごくいいですよね」
AAAMYYY “MABOROSHI WEEKEND”
Chara「AAAMYYYはもう、大好き。最高」
後藤「EP3部作なんですよね。この次にリリースしたカセットもすごく良かった。そのあと、今年の2月にはアルバムも出て。EPの最初の方の2つをまとめたものを今回ノミネートしたんですけど、気持ち的にはその後にでた『エトセトラ』ってEPも入れて、3枚でノミネートしたいくらいです」
日高「配信とカセットだけだったんだよね」
後藤「音がもう、今っぽい! ちゃんと低音がズシンとあって、この後に出てくるTempaleyの話にも繋がるんだけど…」
Chara「Tempaleyでもキーボードやってて、TENDREでも」
後藤「うん、彼女が入ってボトムの質感が少し変わった感じがして。いろんなところに参加して、キーマン的な感じがありますね」
日高「俺、偶然なんですけどPVに出てもらったことがあるんですよ。女の子が3人来て、その中の一人がAAAMYYYで。ライヴは…なんだろう、アメリカンなんだよね。音源も自分で鳴らしてるし」
Chara「女の人で、トラックメイクもできる人は結構出てきてるけど、彼女は結構好きだな」
後藤「声もいいし」
Chara「DAOKOちゃんにトラックをあげたりしてるよね」
福岡「私、たぶん中学生の時に彼女の音楽を聴いていたら、DTMをやってたと思います。音数が少なくてこんなに潔くて。歌詞がめちゃくちゃ切ないというか。女の子の切ない気持ちが今っぽく乗っていて、新しい『キュンとするジャンル』じゃないかなと思いました。ルックスもいいし、見てたら『音楽やりたい』って思うんじゃないかな」
Chara「シンセで片手で作ってるリフが好き。そのあたりが、ヒップホップのトラックメイクっぽいんだよね」
福岡「前は、スマホのアプリで曲を作ってたんですよね。すごいですよね」
Chara「何か、一緒にやりたいな」
日高「Charaさんと合いそうですよね」
後藤「僕もソロのバンドを手伝って欲しいくらいです」
福岡「今の子たちの方は『じゃあ一緒にやろうよ!』の瞬発力がありますよね。私たちの時はあまりつるまない感じがあったから、羨ましい」
GEZAN “Silence Will Speak”
後藤「GEZANは新人ではないと思うんですけど、これはバンドの金字塔的な作品ですね。スティーヴ・アルビニのプロデュースで、シカゴで録音してます。美しいんですよね。“細光胞 / DNA”っていう曲があることで、アルバム全体がむちゃくちゃ美しく感じる。…最初は、苦手といえば苦手だったんですよ」
日高「クセが強いもんね」
後藤「そうそう。関西特有の、音楽よりもゼロ世代ならではの、パフォーミング欲が先に来ている感じがして、距離感が難しかった。でも、それは僕の誤解だったんですよね。ものすごく音楽の人たちなんだっていうことが、最近よくわかりました」
日高「ひとつ前のアルバムの“wasted youth”とか、すごくいい曲だったしね。ギター・ポップみたいなこともできるし」
後藤「そうなんですよね。ラッパーとのコラボもあったり」
福岡「めっちゃいいですよね。チャットモンチーが徳島にいるときに、対バンしたかったです。意気投合してそうな感じがします。インタビューとか見てても、考え方が詩にでていて、それがいいなと思う。音楽の人、なんでしょうね。私も“懐かしい未来 / Nostalgic future”っていう曲と“細光胞 / DNA”が好きでした。バンドの息遣いが聞こえてくる音が、すごくいいなって。オープンリールで、ドラムだけで10何本マイク立てて録って、でもコーラスは3人一緒に録るっていうのを何かで見たんですけど、今それをやるのが面白いですよね。その感じにも、バンドの生感が表れているのかな。こんなにライヴっぽい音源はあんまりないかも」
後藤「この人たちは美しい音楽を作るためにシカゴに行って、めちゃくちゃなことは付随しているだけで、すごく筋がとおったバンドなんですよね。ロックバンドはやっぱり、これくらいやっている人たちがカッコいいなと思います。言葉も強いし」
日高「それこそ4畳半とか6畳の部屋にメンバーみんなで住んで、動画をあげて、4人でわちゃわちゃやって、関西芸人っぽさも強かった」
後藤「アメリカ行って、酒飲んでケンカ売って、ビデオをアップしたりだとか。そのころはちょっと、入っていきにくかったんですけど。今はすべてが表現に結びついているように見える。音楽としてもアートとしても、詩人としても魅力的だと思いますね。アルビニとやることで、どこか懐かしい音になるかと思ったら、ちゃんとノイズとか、今っぽい音が入ったり、ラッパーが参加したり。少し間違えれば時代遅れになる危険性もあったのに、今日的なサウンドに落とし込んでいるのはさすがだなと思いました」
日高「俺は逆に、キャラは全然気にならなかった。声に特徴があるから、その特性を曲とうまく擦り合わせるのに時間がかかっていたんだろうなと。毛皮のマリーズもまさにそうだったのが、デカくなればなるほど曲の強さと良さをお客さんにちゃんと見せないといけない。GEZANもついに、そこに来たんだな、と。多分スタンス的には行かないだろうけど、メジャーにも全然行ける。潔くていい、カッコいいなと思いますね」
後藤「パンクな感じがしますよね、すごくパンクです」
日高「うんうん。めっちゃ尖ってるんだよね」
後藤「DIYですしね。素晴らしいです」